「寝ようか?」

私を支えるように立ち上がる。

「ちょっと、トイレ行くね。」

先生にはトイレでメールをした。

それと…血のついたタオルを見つからないように奥の方へと押し込んだ。



「わぁ!」

トイレから出ると琥太郎が待っていてくれたもんで、驚いた。

「一緒に寝る。」

半分寝てるような顔して、手を引いてくれる。

ベッドまで、すぐ近くなのに。。


「一人で苦しんだらダメだからね。」

琥太郎は私を包み込むようにして…あっと言う間に眠りに落ちていった。