ゲホッ…ゲホッゲホッ。。。

…やばい。薬飲むの忘れてた。。
先生にも電話してないや。。。

タオルで咳を押さえながら、琥太郎を起こさないように、そっとベッドを出る。


ゴホッ…ゴホッ…。

慌てて鞄から薬と携帯を探し、
キッチンの電気をつけて、お水を取ろうとする。

「…………っ!」

タオルに鮮明な赤い色がにじんでいるのに気が付く。。。