「わかった…!」
急に大きな声を出し、琥太郎は床に大の字になった。
「どこでも、なんでもしていいから!」
目をギューと閉じて、私の動向を待っている。
「…じゃあ。。遠慮なく!」
琥太郎に馬乗りし、動けないように、太ももに力を入れて、しっかり押さえる。
………ふふっ!
琥太郎は、まだ目を閉じたまま…。
何かを期待してますよね?
両脇にそっと手を構える。
「………いくよ?」
期待は、裏切るためにあるんだよ?
一気に両手でわき腹をくすぐり出す。
「わぁ~!無理無理!
無理だよ!そんなの!」
足をジタバタさせて、何とか逃れようと暴れだす。