「ちょっ!
こんな公衆の面前で…

大丈夫なの??」

琥太郎は一人でオタオタしている。

「大丈夫。家、出てきちゃった。」


「本当に?もう離婚できたの??」

目を輝かせる。


「…正式にはまだだけど。。。

でも、ちゃんと言って、承諾してもらってから出てきたよ。」

…嘘はない。

「すげぇ!
すげぇ嬉しい!!!」

そう言いながら、思いっきり抱き締め返してくれた。