「…ありがとう。」

先生の顔が見れないまま…。

「おう…。早く寝ろよ?」

先生も私の方を見ないまま…。


家にはいり、そのまま寝室に向かった。

着替えもお風呂も無理だ…。

ベッドに倒れ込み、ぼーとする。

真っ白な頭の中。


考えなくちゃいけないこと…

しなくちゃいけないこと…

沢山あるのに、何もできない。



眠ることさえ…できない。