「…男泣き!
せっかくの色男が台無しだよ。」


そう言いながら、私は先生をそっと抱き締めた。

「ありがとう。先生。

先生が、私の担当医で良かった。

ありがとう。」

先生は私の胸で…子供のように泣き出した。



本当にありがとう。


こんなにも思ってくれて。

こんなにも悲しんでくれて…。

こんなにも…悔やんでくれて。。。


先生の頭をいい子いい子してあげた。