琥太郎の腕の中で、コクりと頷いた。



…ありがとう。

一緒に苦しんでくれて。
一緒に悲しんでくれて。

一緒に強くなろうとしてくれて…。

琥太郎、一緒に幸せになろうね?



「ハッ…ハッ…ハックション!!!」


琥太郎の大きなくしゃみにびっくりして、状態を起こす。

「…ごめん。。。」

「あはは…。謝ることないよね?

寒いもんね。」

時計を見るともう22時を回っていた。

「…もう、こんな時間だし。

帰ろうか?」


「…そだね。。。ズズッ…。」

二人で仲良く駅に向かった。