そのまま、走り続け大通りに出た。

プァー!

クラクションが鳴り響いた。

「紘さん!」


慌てて追いかけてきた琥太郎が私を歩道に引き寄せる。

「危ないよ!

何で?死ぬほど嫌なの?

…そんなに嫌なら嫌って言ったらいいだけだよ!」


「死なせてぇ~。

お願いだから、死なせて。

もう無理。

生きていたくない。」

その場で泣き崩れた。