目は真っ赤に充血してしまった。

そして、乱れた髪。

普通じゃない姿なのはあからさまだった。


でも…普通を装う。


琥太郎が出てきて、私の姿にまた驚く。

「…紘さん、泣いたの?」

「……………。

次回の予約は取られて行きますか?」

あくまでも業務的で通す。

これ以上苦しめないで…。