重い空気のまま、二時間の施術が終わる。


「お疲れさまでした。
準備ができましたら、受け付けにおいでください。」

私は足早に部屋を去った。

…苦しすぎる。
苦しすぎる…。


「ゴホッ…ゴホッ…。。。」

珍しく仕事中に軽い発作が起きた。

私は誰にも見つからないように、慌ててトイレに駆け込んだ。


バタンッ

ドアを閉めて、うずくまる。