「………。
紘さんが死んだって…
………嘘ですよね?」

それを確かめに来た。


嘘だと言って欲しかった。

お願いだから…。

答えを待ちながら、祈り続けた。

「…琥太郎、君?」

何の前置きもなく、俺が核心の質問だけしたから、驚いてる様子だった。

でも、そんなのは俺には関係なかった。

ただ、事実を確かめたかった。

「…琥太郎です。

嘘ですよね?俺を諦めさせるために、嘘をついてるんですよね?」

必死に責め言った。