「…私は。。。
私は人殺しじゃない!

私だけ生きてることが許されるの?

一緒に死にたかった…。

一人で逝かすことなんて…できなかった!」


バチーン!

頬を思い切り叩かれた。

「ふざけるな!」


半狂乱になる私を、先生は力一杯抱き締めてきた。

「死にたかった気持ちもわかる。

でもな、お前はあの子に生かされたんだ。

あんな所から落ちて何ともないなんて…奇跡だよ。

…生かされたんだ。

だから…生きなきゃいけない。

お前は、あの子の分も、これから…それを背負って生きなきゃいけない。」


「…………。」

「…今ぐらい、泣いてもいいんじゃないか?」

その言葉で…私の涙は溢れだした。