「…ママ?
ママのこと、大好きだよ。
ママはいつも笑っていてね!

ママの笑顔が大好き!」

……………。

(ここは…?)

うっすらと目をあけた。
眩しすぎて目がちゃんとあけれない…。


『…紘さん?!
気が付いたんですね??

せんせーい!竹条先生!
紘さんが…』

看護師がバタバタと廊下に駆け出して行った。

(竹条…先生?
…ここは、病院?)

朦朧としながら周りを見渡す。

私の腕には管が繋がれていて、自由に動けないことに気が付く。