次の日、朝一番で病院に向かった。

凍えるような寒さ。
冬も深くなってきた…。

身も心も…凍りついたように冷たい。

どうか…間違いでありますように。。。


僅かな可能性に祈りを込める…。



コンコン…。

『…どうぞ。』

ゆっくり扉を開ける。

「先生?無理言ってごめんね…。」

下を向いたまま…先生の方が見れない。

「気にすんな。
んでも、礼には期待してるからな!」

いつもの調子で、ポンポンっと私の頭を叩いた。

先生…優しすぎるよ。
涙が溢れそうになるのを必死に堪えた。