「私でいい…の?」
不安で聞いて見ると、優斗君は体を離して私の顔を見た。
「俺はつぼみちゃんだから一緒にいたい……俺と付き合ってくれる?」
遠慮がちに聞いてくる優斗君。
そんなの決まってるじゃん。
「私でよかったら。優斗君の彼女にしてください…」
顔を赤らめながら言うと、優斗君は俯きながら何か呟いていたけど、聞きとれなかった。
「優斗君…お母さんに言って、一人暮らしやめるね」
「変な遠慮はしなくていいんだからね」
「うん」
…え?
どんどん優斗君の顔が近づいてくる。
これって…これって…!
目を固くつむって、次の瞬間を待った。