「んじゃあ、行こうか」


「うん!」


朝ご飯を食べて、すぐに家を出た。


優斗君はバレないように帽子を深く被ってる。


優斗君について歩いてるけど…


どこ行くんだろ…?



「つぼみちゃん、どこ行きたい?」



「…へ?どこって…どこ?」


「行きたい場所とかない?」



行きたい場所?


え!行きたい場所に連れてってくれるの?


もしかしてほんとに……デート?!




そ、そんなわけない…よね?



でも、期待しちゃう自分がいるよ…



優斗君…