あれからずっと寝ないで優斗君が帰ってくるのを待っていたが、1時まわっても帰って来なかったので、仕方なく寝ることにした。
なんどもメールしようか電話しようか迷ったけど、仕事の邪魔しちゃ悪いと思ってやめた。
いつもこんな時間まで働いているんだ。
改めて優斗君がすごいと思った。
とうとうデート?当日。
デートかわからないけど…
優斗君帰って来てるかな?
まだ寝てるよね。
時刻は6時。
今日着る洋服を必死に考えながら、優斗君の事ばっかり考えていた。
「よし!これでいい、かな?」
今、何時……8時?!
2時間も考えてたの?!
そんなにたってたんだ…
トントン−
私の部屋のドアがなった。
「つぼみちゃん。起きてる?」
「う、うん!起きてるよ」
「朝ご飯食べた?」
「まだだよ」
「そっか。じゃあ、食べたら出掛けようか」
「う…うん」
先に行ってしまった優斗君の後を追いかけて一階におりた。