「もう!ほんとにつぼみは古いな〜。あたしが教えて、あ・げ・る〜」
「別にいいよ」
しっても意味ないし…
「なんで〜。聞くよね?ねぇねぇ」
どんどん迫ってくる夢華。
「は、はい」
ガラガラ−
「夢華。朝からうるさい」
そう言って教室に入ってきた、もう一人の親友の桂木佐知葉。
「おはよう。佐知葉」
「おはよう。つぼみも朝から疲れるねぇ?」
「うん」
「ねぇ。今なんか言った?言った?」
「別に」
そう。と言ってまた雑誌に目を向ける夢華。
「じゃあ、教えてあげるね?」
「へ?」
「だからアルファのこと」
「は、はい」
