「昇君!!!」
「ごめんごめん…早く行ってこい」
「あ、うん。…昇君!ありがとう」
昇君に感謝してる。
あるかもしれない希望。
簡単に諦めない。
これを教えてくれたのは昇君だから。
だから…私あきらめない。
希望を信じるね。
社長室に着くと、私はすぐにノックした。
優斗君の声がしたから。
「はい?」
「椎名つぼみです」
「どうぞ」
返事が聞こえて中に入った。
社長と向かい合わせに座っている優斗君。
「…社長、またあとで来ますね」
社長室を出て行こうとする優斗君を私は呼び止めた。
「待って!!…三人で話したいんです。優斗君も座って?」
「…わかった」
また椅子に座る優斗君の隣に私は座った。
優斗君…今から私の気持ちをぶつけます!!