「私が優斗君と付き合っている事になってたのに…あなたと優斗君が雑誌に載った時から、報道陣がすごいのよ。高瀬優斗君が付き合っている人は麻梨愛さんではなかったんですか?…って」
何も言えない。
麻梨愛ちゃんにも迷惑をかけていたなんて…
でもなんで…?
「なんで私だって分かったんですか?」
雑誌では顔がモザイクになってて分からないはず。
なのになんで私だって…
「初めて会ったときから分かってた。あれが優斗君の彼女かって」
「優斗君に彼女がいたのを知ってたって事ですか?」
「テレビで報道された後優斗君に言われたの、俺には大切な人がいる。だからその子を傷付けるような事をしたら許さないって。大切な人…それは優斗君を見てるとすぐ分かる。あなたと初めてあった時、友達が話そうとしたのをあなたは止めてた。だから分かったの」
「優斗君がそんな事を…」