「優斗君の為に別れるとか思ってる?」



「…そうだよ」


「…んじゃぁ、別れればいい」


「え?!佐知葉?何言ってんの?」


今まで黙ってた夢華が佐知葉の言葉に驚いたのか、甲高い声をあげた。



「でも…後悔しても遅い…それだけよく覚えておいて」


そう言い捨て屋上を後にした佐知葉。



夢華はどうしたらいいのかオドオドしている。




後悔しても遅い…


今の私にはよく意味がわからなかった。