「あ、もしかして今挨拶?あれ、長いから出てきたんだ?」
「挨拶とかさ、芸能事務所の人やらなんやら来るから長いんだよね」
「そう!まだ全然だから出てきたんだよね?!つぼみ」
「へ?!あ、うん」
芸能事務所の人とかも来るんだ。
みんな挨拶の言葉言うの?!
優斗君も大変だな…
「あ、俺達が学校中案内してあげようか?」
「え、でも卒業証書の時はみたいなって思ってて…」
「卒業証書はあと1時間後だよ?」
1時間?!そんなに!
どれだけ挨拶する人いるの。
「学校は一回入った事あるんだよね〜。まあ、行くか!」
夢華は行く気満々。
四人で校舎に向かって歩き出していて、私はそれに着いて急いで歩いた。