あとから昇君が入って来て、席に着いた。
「じゃあ、改めてまして!」
「「かんぱ〜い」」
…あ〜!
「ちょっと待て〜!」
「ん?なぁに?」
なぁに?…じゃないよ!
「ビール飲んだでしょ?!」
「うん。つぼみちゃんと昇が買いに行ってる間に…優斗とどっちが早く飲めるかやったらあいつ…プっハハハ」
と、呑気に笑いながら答える亮君。
その横で倒れてる優斗君。
それをお腹を抱えながら笑って見てる鐘晦君。
夢華も飲んだのか、ソファーで寝てる。
早く飲めるかって…
「あんた達はバカか〜!」
家中に私の叫び声が響く。
このお騒がせアルファメンバーに私は振り回されっぱなし。
「お前うるさい」
隣で耳を押さえてる昇君。
さっきより顔が明るくなってるから安心した。