あ…そういえば。
「なんでみんないるの?」
「あ…それがな」
「優斗と聖夜の彼女がどんな子かみたくてね。思ったより美人さんだね」
「あ?そうか?別に普通じゃね。俺達の回りの奴に比べると…痛っ!」
「ざけんな!昇、も一回言ってみろよ」
一ノ瀬君が…
まさかの猫被りだったとわ。
その言葉に怒って、一ノ瀬君の頭を叩いて怒鳴った黒柳君。
それを呆然と見ている夢華。
優斗君もイライラしている様子。
鐘晦君と亮君は「あらま〜」って言って見てるだけ。
冷たい雰囲気が流れる。
それを破ったのは…私。
「そうだよね!私全然気にしてないよ?私実際可愛くないし」
「ふ〜ん。分かってんじゃん」
「てめぇ、優斗の女はどうでもいいが。夢華は馬鹿にすんな」
そう言って、夢華の事を抱きしめる黒柳君。
今さらりと私の事けなしたよね?