水面には月と星が映されていて、海が輝いてみえる。



「冬で見るのと夏で見るのと全然違う。俺の好きな場所なんだ。落ち込むとここに来てたっけな」




優斗君が言ってる通り全然違う。


夏の海と冬の海か。



どっちも素敵だけど…私も冬の方が好きかも。




優斗君ここに連れてきてくれてありがとう。


心の中でお礼を言うと、ふとある事に気付いた。



プレゼント!


バッグの中から慌てて取り出す。


それを優斗君に向けた。


「優斗君、これ!クリスマスプレゼント」


「俺からも!」