「たくっ、なんだよ…
母さんが探しに行けばいいだろ!」

俺は文句をいいながら町を走り回っていた。

紅愛の帰りが遅い。

心配した母さんが俺に探しに行かせた。


「それにしても、あいつ...どこにいんだよ」

気がつけばもうかれこれ、2時間以上も探していた。

もしかしたら紅愛が先に家に帰っててすれ違いなんてことになっていたら...と思い一旦家に帰ることにした。