情けないなぁ、俺…
あんな中学生くらいの妹(?)にすら近づけないなんて...

学校の席に着きながらそんなことを考えていた。

するとチャイムがなり先生が入ってきた。

やっぱり普通の学校生活が始まると思っていた俺は、油断しきっていた。


先生と一緒に入ってきた転校生をみて目を疑った。
夢なら覚めて欲しかった…。
時すでにおそし

転校生は俺に教壇の上から手に弁当をぶら下げてこう言った。

「お兄ちゃあーん!!お弁当忘れて行ったでしょ!!」

クラス中がざわめく。

…最悪だ。




ここから俺の波瀾万丈な日々は、始まった訳で…