「知りたいから教えて?」 男―――……蓮はあたしの方を向いてベッドに腰掛ける。 “知りたいから”って…… 別に知らなくたっていいじゃん…。 「蒼羽…」 「蒼羽ね。…覚えとく」 蓮はあたしに優しく微笑んだ。 何なのこいつ… あたしはそのまま保健室から出た。 あれから三日後、いつの間にかお尻の痛みはキレイさっぱり消えていた。