「…お前…自分が何言ってんのか分かってるのか!!」

龍は削地に怒るように言った。

「ああ…分かってるさ……やはり体が反応しているようだな、白木」

悪魔のように微笑んだ顔で私に言った。
そう。この公園に来てから体が少しダルい。たぶんサラキが反応しているのだ。

「…そのようね」

私は息がかなり上がっていた。胸が苦しい…ダルいで済まないくらい意識が朦朧としてきた。立っているのも辛い…

「おい、亜美!!」「亜美!!」

ついに私は、その場で四つん這いになってしまった。龍や佳奈が私に駆け寄ってくる。だが、視界が段々歪んできた。そして……

「亜美!!しっかりしろよ、亜美!!」

私は倒れてしまった。削地は私を見て悪魔のように微笑んでいた。だか、龍や佳奈がそうやって私を呼んでいる姿や声が暗い闇に吸い込まれるように消えていった。削地の悪魔の微笑みも……――