サラキの力 ～Ｔｈｅ ｔｅｒｒｂ ｐｏｗｅｒ～

私は５隊室の扉の前にいた。私は総室から急いで来た。でも何かがおかしい感じがした。部屋から声が全く聞こえてこない。その部屋の空気が扉から少し漏れ出していた。かなりの沈黙だと分かった。
私は思い切ってその扉を開いた。

その瞬間、中にいた孫紛、亜美、龍、マハ達、シカ達が私を黙ったままどこか悲しさが感じた。

「…黒次隊長…なんで今まで黙っていたのです？」

最初に口を開いたのは亜美だった。
そして、その言葉ですべてを知った。私は亜美の後ろにいた孫紛を見た。孫紛が分かったのか静かに頷いた。

「…私達はあなたが怖かった」

私は思い切って亜美の話を始めた。

「私達はあなたが『サラキの目の力』を受け継いでいたのともう１つ恐れていたものがあった…」

「私達は隊長格の人達が１番恐れられていた『執義ノラの遺伝子』を受け継いでいた事…」

そんな事を私に言われた。
黒次隊長が言った事を簡単に言えばノラは１１隊長全員に勝った事があるくらいの実力者らしい。そして、研究者でいろいろな物を開発したらしい。その研究所で出会ったのが悪魔払いの源雷ルカ、私の母親。その間に産まれたのが私。母親は私を産んだと同時に他界。父親は私が産まれた年に行方不明になった。という事である。

「…儀式始めよう？総隊長様が早く済ませって言われちゃったからさ…」

黒次隊長はさっきとは真逆の笑顔で私達に言った。