「お揃いか……
いいよ、葉月なら」


「あ…あぁそう思ってくれると俺も楽だ」


“葉月なら”


俺だからいいのか……


嬉し恥ずかしだ!


「じゃあ葉月、手、出して」


朱音が両手を出す


それを真似するかのように俺も手を出すと


朱音が俺の手に手袋をはめる


「お、暖かい!」


「私もベタだけど
葉月、いつも手袋してなかったでしょ
私とお揃いの手袋にしたの」



何かお揃いって良いな、