私と羽城くんは再び教室の前。
「なぁ教室入らない?」
「私から入っていいの?」
「どうでもいいよ、入学式そうそう遅刻はつらいんだど。はやく入れ。」
「うっ…」
なんて冷たいんだ。
さっきは優しいと思ったのに。
がらがらっ
「えぇっ…?」
先入っていっちゃった。
どこまで冷たいの…。
私も入ろう…。
がらっ
「あああー!!きたー!」
教室に入った私を見て
叫ぶ1人の男の人。
「私…?な、なんですか?」
「隣の席の新垣淳!よろしくー」
あぁ、それだけか。
「ねぇ、伊藤亜美ちゃん?」
「そうです。」
今度は女の子が声をかけてくれた。
「後ろの席の上原莉々香。よろしくね!」
可愛い名前ー!!
「よろしくね。」
よかった。
話しかけてくれた。
「ちなみに、私と淳は小さいときからの幼なじみ!腐れ縁みたいな(笑)」
「これからよろしくな!亜美!」
いきなり呼び捨て(笑)!?
でも友達ができてよかった。
がんばろう!!