彼は屋上?につれてきてくれた。









「もう泣くなよ。」







何も知らない彼は
涙をふいてくれた。






隆司じゃない
でもドキドキしてる自分がいる。








「もう大丈夫です、ありがとう」







私の涙をふく彼の手を
そっと振り払った。








「1年1組32番、羽城隆生。」






「わじろりゅうき…?」








「りゅうじじゃなくてりゅうき。よろしく。」






「あっはい、」







「で?あんたは?」








「私は…1年1組2番伊藤亜美です。」







「同じクラスか、そろそろ教室いく?」






「うん。ありがとう。」






隆司じゃなくて隆生。







わかってるのに




涙が出た理由は?












私は今でも隆司が好き。