「はいチエリちゃん。3万円」



[ん?ねぇ青木さん。私は2万だよ?]



「いいのいいの~♪チエリちゃん可愛いし、たまには好きな物買いなよ~」



[ありがとう♪だから青木さんって好き!]





本日の収穫3万也。





「そういえばチエリちゃんはさ、バイト決まった?」



[全然。なんかイマイチでさ]



「チエリちゃんは可愛いから、良い場所見つかるよ~」



[うん!青木さんありがとう。]



「タクシーは下に呼んでおいたからね。」



[うん!]



「じゃあまた電話するね」



扉が閉まれば今日の業務は終了



もう外は暗くなっていた。



青木はこの後なにくわぬ顔をして我が家に帰り、奥さんと一緒に酒を交わすのだろう。



ほんの少し前までは自分の娘くらいの女を買っていたのに。



[さて、着替えなきゃね]



タオルを取ろうとしたら、先ほどの行為の痕跡を見つけた。



汚らわしい



それをゴミ箱に捨てシャワーに向かう。