「耶刃常務!!!」


肩を揉む手を止めて小畑先輩は常務を睨む。


「・・・少しからかっただけだろ?眉間のシワ増えるぞ…小畑」


「・・・私も業務があるので失礼します…」


「ハァ!?もうおしまいか?」


「はい…行くわよ…染中さん」


「待て…小畑」



耶刃常務の声を完全に無視して私と一緒に小畑先輩は廊下に出た。



「いいんですか?」


「いいの!あの男は甘い顔してたらすぐに突け上がるんだから…」