隼美を二階へ運び寝かせた後、二人は今日泊まる部屋に案内された。 「客室は離れにあるんだ」 早裕はそう言った。 そして中庭へと案内していく。 中庭は母屋の向かい側にあった。 そして中庭の反対側には母屋と同じ建物があった。 そして母屋と離れの間の中庭には大きな木が一本ある。 そんな変な構造だった。