「防犯カメラ……アレは誰?」

「アレは早裕さんだ。
停電があっただろ?その時に一旦家を出て、また電力が復活した頃を見計らって戻ってきた。
つまり、あたかも出掛けてましたよオーラを出すため、ワザとカメラに写った」

「なるほどぉ……」

羽兎がようやく納得したように頷く。
紘哉は早裕と優の方を向いた。

「どうですか?お二人さん。俺の推理、間違えありませんよね?」