と、ここで羽兎が先生に質問する生徒のごとく、手をピシッと挙げた。 「私からの質問!何で優さんは物置になんか血を残したんですか? ティッシュとかで始末するべきなのに」 「あそこは物置と言っても、私の部屋に近かったんですよ。 誰も見てないし、その内カーペットは捨てられるし……で、勝手に血液をばらまいてました」 「……」 シャレにならない話だ。 彼のこめかみに小さく青筋が通る。