「ブレーカーが落ちたのかな?
家の案内するついでに付いて来てもらってきてもいい?」

「もちろん!」

というわけで二人は早裕に付いていった。

彼女はロックスを下ろし、歩き始めた。

「ブレーカーは地下室にあるの」

そう言って玄関の階段を降りていく。
二人も言われるがままに後に続いた。

「やっぱり暗いね」

「当たり前だろ。停電中なんだから」