「ほう……そんなことがあったのか」

時間も場所も変わって紘哉の部屋。

夕食を食べた三人は、紘哉の部屋に集合していた。

あの後モタモタしていた恵一は、ちゃっかり夕食までご馳走になっていた。

羽兎は彼に隼美との会話を報告した。

「……と言うことで、隼美ちゃんはシールを剥がそうとして誤ってブレーカーのスイッチを押しちゃったワケ」

「だろうな。あそこにシールが貼ってあること自体が怪しい」