「ご、ごめんね!バカな刑事さんが変なこと訊いて」 「うぅ……」 羽兎は、隼美に手を振りながら恵一を引きずって帰っていった。 「自分で歩くから襟首掴まないで下さいよ」 「じゃあ、バカな質問しないでね?一応あの子と双子は姉妹なんですよ?」 「一応確認のつもりだったんだけどなぁ……」 「とにかく、紘哉さんの所に戻りますよ!」 二人の背中を隼美と夕日が見送った。