「大人のドロドロとした裏事情を純粋な子供に聞くなんて!おかしいですよ!!」

「いいじゃないですか。減るもんじゃないし」

「減ります。純粋メーターがかなり減ります」

「何はともあれ、こう言うことは子供が一番見てるんですよ。客観的な目で」

「うぅ……」

確かに羽兎の言うことは一理ある。
でも、ここでそれを許してしまったら……!

悶々と悩んでいる恵一をよそに、羽兎はドンドンと隼美に問いかけた。