「そうなんだ。私も好きだよ!」 羽兎の言葉に早裕が驚いた顔をした。 「ワトコちゃんも!?面白いよね!」 また二人とも共通の話題に入ってしまう。 このままだと怪盗仮面が現れる場所すら聞き出せないかもしれない。 「……」 口を挟もうと思っても、なぜか周りの空気的に挟めなかった。 まさに女子会の雰囲気。 今夜がとにかく心配になった。