二人は隼美に近づき、彼女に目線を合わした。

「こんにちは、はーちゃん」

「あ!わとおねえちゃんだ!」

隼美はこいでいたブランコを止め、嬉しそうに笑った。

「お買い物、終わったの?」

「うん!さーねーだったらおへやにいるよ」

「そっかぁ」

思わず二人も笑顔になる。
小さい子の笑顔にはかなわないと言うわけだ。