午後はなんの変哲もなく過ぎ去った。

話を聞くにも聞く人がいなかった。
早裕と隼美は二人で出掛けてしまったらしい。

結局、紘哉達は暇をもて余す事となった。

「やることないし、セーブポイント使えないし死ぬわ」

「どうしたんすか?」

場所は羽兎の部屋。
暇をもて余した刑事と助手は、意味も無くしりとりをしていた。

それも飽きて、無言の時間が訪れる。
そんな中で羽兎がボソッと言った。