「え?知らなかったんですか?
アイツ、カーペットの他に布切れ類も俺に預けたんですよ」

「そうだったんですか……で、それはどこで見付けたワケ?紘哉さん」

羽兎は紘哉に目を向ける。

「外の焼却炉の中からだ」

「!!」

それを聞いた途端、優の顔色が変わった。
どこか怯えているような、それでいて安心しているような表情になった。