「ヒッデェ!!お前そこまで――」

「で、血液検査の結果は?」

華麗なスルー。
紘哉は恵一の言葉を遮り、書類を渡すように促した。

「誰が渡すかぁ!!ってかお前なんかに言うと思ってたら大きな間違いだかんな!」

「花形さん……お願い?」

「了解しました!」

羽兎が小首を傾げると、恵一はアッサリと口を開いた。

「羽兎さんの為なら何枚でも脱ぎますよ!」