「いいか。いくら他人が不可能と言っても、俺にできないことはない!! この事件、必ず解決してみせる!!」 「……」 「大体お前カッコつけすぎなんだよ」 「……」 いや、お前の方がカッコつけてるけど…… 恵一はツッコみたい気持ちを飲み込んで立ち上がった。 そして、コートのポケットから薄くて四角い物を取り出した。