「……もう切る」

『わわっ!俺が悪かった!』

「……で、何だよ?」

寝惚けた様子で聞く紘哉。

『落ち着いて聞けよ。
今朝、怪盗仮面が逮捕されたんだ』

「怪盗仮面……?」

『そうだよ!お前が追ってた怪盗仮面だ!!』

「マジでか!!」

今の一言で紘哉は完全に目を覚ました。