「そうなんだ」

羽兎が苦笑いをしながら返事をする。

「スイッチおしたら、おへやがまっくらになってこわかったよ。

あとはねちゃった」

「そういえば私達が最初に見たはーちゃんって泣いてたよね」

そこで紘哉は思い出した。

あの時、電気が消えて早裕達三人は地下室へ向かった。
地下室はブレーカーがある場所。

泣いている隼美。
ブレーカーに貼ってあった小さなシール。